高校生の英単語指導1回目

前回記事やり直し中学英語18回目の指導

中学英語は1か月半ほどでほぼマスターできたのでタイトルを変更しました。今回の指導からは英単語に絞って語彙力強化を重点的に行います。

使用する教材はキクタンbasic4000。

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生徒さんの自宅近くには大型書店がないので、アマゾンで購入してもらいました。

初日の指導は「ひたすら音読」

キクタンはCDが聞きやすくておすすめなのですが、「聞くだけ」ではダメです。確かに、何もしないよりは効果が得られますが、知らない単語は耳から耳へスルーしてしまい効果半減です。

最初に発音記号を確認しながら、単語ひとつひとつを正確に音読してもらいます。発音練習をする時、耳コピだけでは不十分です。人間の耳には、「聞き取れなかった音を補完する機能」が備わっているため、聞きなれない英単語を聞いた時、脳の中で勝手に音を作ってしまいます。日本語に慣れ親しんだ生徒さんに耳コピをさせてはいけません。耳コピで完璧にコピーできるのは、頭の中が真っ白な赤ちゃんだけです。

とはいえ、生徒さんが自力で読むのは大変なので、私が発音した後にリピートしてもらいます。発音記号通りに発音できているかどうかは私がチェックします。間違えている箇所はその都度指摘します。(独学でやるなら、発音記号を確認しながら、CDの音声と聞き比べて音読して下さい。)

休憩をはさみ60分間ひたすら音読を続け、キクタンbasicの半分まで(約550個)を一気に読み進めました。効率よく英単語を覚えてもらうには、短時間に大量にインプットをする必要があります。指導時間はまだ30分ほど残っていましたが、集中力が持たないので他の教科をやってもらいました。指導する私の喉も限界です。

家庭でCDを聴きながら音読練習をしてくれたら、次のステップにスムーズに進むことができます。CDを聴く場合、110個程度の単語(キクタン1week、CDで12分)を繰り返し聞くのが効果的です。多すぎると記憶に残りにくいし、少なすぎるとインプット量不足で効率が下がります。

音読数回、CDを10回くらい聞いてくれたら暗記作業に入ります。音読やCDを聴かずに暗記作業に入ると、覚えるまでに時間がかかり挫折の原因になります。中学レベルの英単語なら音読や耳からのインプットが不十分でも覚えられますが、高校レベルの英単語は音声教材の使用を徹底する必要があります。

単語の記憶には一定の繰り返し回数が必要です。無理なく回数を稼ぐためにも、音声教材の活用は必須です。

発音の上手な高校3年生の生徒さんの指導

部活動を引退して、本格的に受験勉強を始める生徒さんの指導も行いました。今までは部活で忙しかったため、数学や化学の定期テスト対策の指導をするだけで精一杯でした。

中高一貫の私立高校で英語に力を入れている学校なので、英語力はそこそこあります。単語テストも頻繁にやっていましたでした。暗記が得意な生徒さんなので、単語テストの対策はきっちりやっていたようです。単語テストの出題範囲がキクタンbasicだったので、既にキクタンbasicを1周を終えた状態でした。

話を聞いてみると、「1周しているのに半分しか覚えていない」とのこと。そこそこ英語のできる生徒さんでも実態はこのレベルです。高校3年生なら最低限、キクタンadvanceまで覚えてほしいのに、キクタンbasicの半分しか覚えていないのでは話になりません。大学入学後のことまで考えると、キクタンsuperまで覚えてほしいです。

永田式最速英単語記憶法ならば、1か月で1冊分終わることができ、定着率は1周するだけで95%以上になります。単語帳を何周もやる必要はありません。2年かけてキクタンbasic半分しか覚えられないような指導方法は好ましいとは言えません。

こちらの生徒さんも音読から始めましたが、学校の授業で音読をやっていたようで、発音はかなり上手でした。英単語をきっちり覚えればセンター試験で高得点が期待できそうです。ただし、数学や化学の勉強に時間がかかりそうなので、英語の勉強時間はあまり確保できない見込みです。

 

永田式最速英単語記憶法の記事はこちら

 

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やり直し中学英語18回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語12回目の様子

13~16回目の指導

前回に続き、通信教育の教材「家出のドリッピー」のリーデングを行いました。

5回の指導(2週間)で6か月分(6章まで)の教材を読み切ることができました。12ヵ月でペーパーバック1冊分なのでかなりの量です。わからない単語は予想よりも少く、サクサク進みました。

17回目の指導

読書スピードを確認するため、1章からもう一度読んでもらいました。90分で3章まで読み切ることができました。音読CDの朗読時間は60分なので、そこそこのスピードでは読めています。

18回目の指導

音読練習を始めました。1章の最初から(8ページ分)ひたすら音読しました。音読練習は初めてなので最初はひっかかっていましたが、60分続けていたらかなり慣れてきました。

普段、中学生向けの授業は、単語の意味を確認しながら一緒に読む→単語の暗記→黙読→音読→黙読数回と行いますが、今回は音読練習だけを集中的に行いました。

リンキングや抑揚をつける練習をするには、まとまった時間で集中的にやったほうが効率よく練習できます。

課題

本格的な音読練習は初めてでしたが、単語ひとつひとつの発音でひっかかっていました。単語レベルでの発音練習がまだまだ足りていないようです。音読練習をするためにも語彙力(発音も含めて)が必要だということを再認識しました。長文の音読練習にはまだ早いので、次回からは高校レベルの英単語の指導を行うことにします。

今回の音読指導で、単語ひとつひとつの発音を正確に覚えることの重要性を理解してもらうことができました。これまでも単語の発音練習は宿題として出していましたが、真剣に取り組んでいなかったため効果はあまり出ていませんでした。

朗読練習

私自身、完全に英語から遠ざかっていた(英語アレルギー)ので見本を見せるために音読練習&録音をしました。↓よろしければお聞きください。

SIDNEY SHELDON & MARY SHELDON 「DRIPPY -The Runaway Raindropアカデミー出版 より

オリジナルの朗読CDは初心者向けにもっと遅く朗読しています。録音すると発音ミスした箇所がよくわかりますね。最後の方も苦しくなっています。ネイティブの朗読だともっと速いですが、私の舌ではついていけません。もっと練習が必要です。

ちなみに、私は英会話は全くできません。外国にも行ったことないし、外国人と話をする機会もなかったので試したことすらありません。リスニングもかなり苦手です。つい先日、香港から自宅に国際電話がかかってきて思わず固まってしまいました。発音練習・音読練習の指導はできますが、本格的な会話練習は専門の先生にお任せします。

 

やり直し中学英語12回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語9回目の様子

10~11回目の指導

中学英文法の例文暗記(99パターンの総整理)を進めておくように宿題を出していましたが、あまりやってこなかったようなので指導時間内にやってもらいました。例文暗記は効果が高い分、集中力を必要とします。真ん中(50番)あたりで苦戦していたようですが、後半に進むにしたがってペースが上がってきました。

ひたすら例文暗記をしているだけだと私の方が暇なので、一緒に音読練習をしてみました。結果、、、、例文のための例文という感じで読みにくかったです。時間の無駄なので途中でやめました。付属CDを聞いているそうなのでそれでOKとします。

12回目の指導

最初の30分は例文暗記の続きをやってもらいました。本人曰く、「ピリオドの付け忘れがなくなった」とのこと。冠詞や三単現のsなどのミスも激減したそうです。

中学校の英語のテストでは、答案用紙に最初からピリオドが書いてある場合がほとんどです。そのせいで、ちゃんとピリオドがつけられる生徒さんはほとんどいません。学習指導要領に「ピリオドをつける練習はするな」とでも書いてあるのでしょうか、、、、

洋書入門

アカデミー出版社の通信教材「家出のドリッピー」を使いました。大変優れた教材ですが、ネットで調べる限り、使いこなしている人の割合はあまり多くないようです。私自身、中2くらいの時に親戚から借りてやってみましたが、3章あたりで挫折しました。当時は勉強の仕方がわからず、1ページ丸ごと暗唱していました。

この教材は、毎月1章分の教材が送られてきて、1年間で終了します。ネットで調べてみるとわかりますが、私と同じように1章~3章あたりで挫折する人が多いようです。私が使っている中古の教材も傷んでいるのは1章のみで、2章からはきれいなままです。

とりあえず音読してみた

中学英語を完璧にしただけではちょっと難易度が高いと思い、1章の1ページ目は音読から始めることにしました。20年以上前に暗唱した内容ですが、今でもはっきりと覚えています。

黙読に切り替え

特に難しい内容はなく、わからない単語は一つだけだったので、2ページ目からは自分で辞書を引きながら黙読してもらうことにしました。リスニングと音読の練習は家庭学習でやってきてもらうことにします。

かなり集中して読んでいたので、こちらからは声をかけることもできず、見守るだけでした。

永田式英語恐るべし、、、、

約40分で1章の半分以上読み終えました。辞書で引いた単語は15個程度。念のため、解説書を読んでもらい、誤読している箇所がないかチェックしてもらいました。一緒に読んで確認してもいいのですが、そうすると時間が余分にかかり、40分ほど無駄に時間を使うことになります。

チェックの結果、誤読している箇所はなかったとのこと。私の予想をはるかに超える成果で、半月分の通信教材を、わずか40分で読み終えたことになります。中学+αの文法レベルで書かれているとはいえ、受験英語ではなくネイティブが書いた英文なので、日本語に訳すのはかなり難しい作業になります。

日本語にする作業を省き、最初から英語で読んでいくことで恐ろしく簡単な文章に変化します。この教材が難解に感じる原因は、文法力が足りないからではなく、日本語に翻訳しようとして失敗しているだけなのです。

生徒さんの消耗が激しかった

指導時間としてはそれほど長くなかったのですが、指導時間終了後の生徒さんは消耗しきっていました。永田式英語で読めば、確かに英語が読めるようになりますが、慣れない英語を強引に読んでいる状態なので消耗が激しいようです。それだけ生徒さんが集中していたということで、学習効率が高い証拠とも言えます。

それほど集中しなくてもできるリスニングや音読練習は、家庭学習でやってもらうことにします。

短期集中でやるべし

このペースで進むと3ヵ月くらいで1年分の教材が終わります。集中的に勉強できる環境ならば、1か月あれば十分でしょう。

この教材は大変優れた教材なのですが、同じような展開が延々と続くので、1年もかけてやっていたら途中で飽きます。短期集中で一気にやるべきで、もし途中で飽きたとしたら、中止して他の教材に移ったほうがいいです。高校生や大人が読むには物足りない内容なので、1年もかけてやるべきではありません。

この教材で多くの人が挫折する原因

2chなどを調べると、挫折した人の多くは聞き流しだけに走ってしまったことが考えられます。聞き流しをしただけでは、文字通り流れてしまって頭には残りません。だからといってテキストを読み進めることができるかというと、和訳読みしかできない中・高校生が読み進めるのは困難です。

この教材は文法的に難しいところはありません。難解に感じる理由は、受験英語ではなくネイティブ英語で書かれている点です。永田式直読直解法で前から読むトレーニングをした後なら、受験英語からネイティブ英語への移行がスムーズにいきます。正直なところ、初日からこれほどスラスラ読めるようになっているとは、私自身驚きました。

ある程度英語力がある人には好評のようで、昔挫折したけど今やってみると面白いという感想を多く見ることができます。

次回、18回目の指導の記事はこちら

 

 

やりなおし中学英語の指導記録

やりなおし中学英語の指導記録(記事一覧)

高校2年生への指導記録(連載中)です。完全放置の状態からはじめて1ヵ月ちょっとで中学英語をマスターできました。

やり直し中学英語4回目の指導の様子

やり直し中学英語5回目の指導の様子

やり直し中学英語6回目の指導の様子

やり直し中学英語7回目の指導の様子

やり直し中学英語8回目の指導の様子

やり直し中学英語9回目の指導の様子

やり直し中学英語12回目の指導の様子

やり直し中学英語18回目の指導の様子

 

続編です

高校生の英単語指導1回目

 

 

 

 

 

やり直し中学英語9回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語8回目の様子

中学英単語の習得

指導開始時点での語彙力は低く、中学英単語の5割程度しか覚えていませんでした。指導開始後1か月の現在、98%程度カバーできる状態になっています。

市販の単語帳を使い、永田式最速英単語記憶法で覚えてもらっています。一般的な覚え方と違いのは、「一度覚えたら二度と忘れない」です。一つの単語を覚えるのに時間はかかりますが、覚えた単語は確実に定着させることができます。

単語帳を何度もやり直す必要がなくなるため、単語の習得にかかる時間は大幅に短縮することができます。

あまりに短期間で覚えてしまうので、単語帳はキレイなままです。ボロボロの単語帳を手にしている受験生をたまに見かけますが、これはちゃんと覚えられていない証拠です。単語は、単語帳で覚えただけでは実践では使えないので、できるだけ早く覚えて、できるだけ早く卒業するのが望ましいです。単語帳と心中してはいけません

慣れるまでは苦しいですが、目に見えて成果が出るので、生徒さんのモチベーションを維持しやすいです。

ちなみに、英単語にかけた時間は、家庭学習を含めて1日あたり1.5時間程度です。某塾のように深夜まで居残りさせて無理やり詰め込むということはしていません。1日あたり3時間の学習時間が確保できれば2週間で覚えられます。

文法指導

引き続き例文暗記をやってもらっています。進度は全体の1/3程度です。少し難しくなってきたので苦しそうでした。ライティングが目的ではなく、冠詞やピリオドをつける習慣、基本的な文法事項の習得が目的なので、できるだけ悩まないで先に進むように指示しました。悩みすぎると、文法を意識しすぎて悪影響が出ます。

単語学習が終わっているので、家庭学習では例文暗記に集中できます。毎日1時間ほど取り組めば1週間で終わります。

感想など

家庭学習の時間をもう少し確保できればと思いますが、これまで受け持った生徒さんの中ではかなりやってきてくれています。

塾で教える場合、「宿題をやってこないから成果が出ない」という言い訳は通用しません。この場合、保護者からクレーム+即解約につながることがあります。数字として評価に残るので、現場の責任者はこれを最も恐れています。

私の場合、宿題を全くやってこなくても一定の成果が出るような指導方法をとります。1分1秒も無駄にできません。

 

やり直し中学英語8回目の様子

前回記事はこちら:やりなおし中学英語7回目の指導の様子

長文読解

今日は1時間でどれだけ長文(会話文の長文)が読めるか挑戦してもらいました。今回も東京都の入試問題の過去問を読んでもらったのですが、1時間で9本読読むことができました。中3の教科書なら、1日で1冊読み終えることができる速度です。わからなかった単語は全部で数個でした。どれも訳注がついている単語です。

語彙力を上げれば高校の教科書でも同じペースで読み進めていくことができます。限られた指導時間で効率よく学習するために、しばらくは市販の単語帳を使って高校レベル(英検準2級)の英単語の詰め込みを行います。

文法指導

引き続き、例文暗記(瞬間英作文)をやっています。

感想など

今日の指導は、ただ横に座って見ているだけでした。先生として教えられることはほとんどありません。ただ見守るだけです。教えれば教えるほど生徒の勉強時間、生徒の集中力を奪う結果になります。

次回記事はこちら:やり直し英語9回目の指導の様子

 

 

やり直し中学英語7回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語6回目の指導の様子

長文読解

東京都の公立高校の入試問題の過去問を解いてもらいました。わからない単語は3個でした。辞書で調べながら8分なので十分です。

文法指導

引き続き、「99パターンでわかる中学英語文型の総整理」の例文暗記です。

例文暗記をしてもらうつもりでやっていましたが、暗記するまでもなく最初からスラスラ書けているようで、例文暗記というよりは瞬間英作文になっていました。

生徒さんに話を聞くと、永田式直読直解法で長文練習をしてから、英文を作るのが楽になったそうです。

「主体となるもの(主語)をイメージし、それを変化させていく」という手法は、長文読解でも英作文でも共通するスキルであると予想していましたが、実際に目の前であっさりと実行されるのを見るとやはり驚きます。

瞬間英作文でいうところの「英語回路」が既に出来上がった状態になっているということでしょうか。

今まで指導した生徒さん(宿題をあまりやってこない生徒さんが多い)にも同じ方法でやってもらっていましたが、どの生徒さんも600くらいある例文を1週間くらいで終わらせて来るのでちょっとした謎でした。

今後の指導

キクタン中学がもう少しで終わりそうなので、キクタン英検準2級を取り寄せてもらうように指示しました。通常ならキクタンbasicに進むのですが、学校の勉強よりも英検を優先させてほしいという依頼なのでキクタン英検に進むことにしました。

私は英検3級までしか取得していませんので未知の世界ですが、指導方法など一緒に勉強していくことになります。

長文読解の教材は学校の教科書を予定していましたが、ネイティブの思考パターンをしっかりと学んでほしいため、アカデミー出版の通信教材の「家出のドリッピー」に変更します。

次回記事はこちら:やり直し中学英語8回目の指導の様子

 

社会人への英語指導初挑戦(1日で直読直解法をマスター)

前回の記事はこちら:やり直し中学英語6回目の指導の様子

英語を教えてほしいという社会人の方から依頼があり、さっそく初回指導をしました。

依頼者の状態

短大で英語関係を学んでおり、発音はかなり上手でした。長文を読む速度もかなり速いです。

しかし、実際に長文を読んでもらうと、完全な文法和訳読み(戻り読み)になっていました。

すぐに永田式直読直解法での修正に取り掛かりましたが、数十年続けてきた戻り読みの癖をとるのに少し苦労しました。

英語力はそこそこ高いですが、中学英語が一部欠落していました。

教材の選定

最初に取り組んでもらったのが東京都の公立高校の入試問題です。しかし、一文が短くて簡単すぎるため、ついつい戻り読みをしてしまうとのこと。

そこで持ち出した教材は、「家出のドリッピー」(アカデミー出版)です。日本人が書いた英文の教材と違い、ネイティブの著者が書いた本であるため、ネイティブのの思考パターンをそのまま学ぶことができ、かつ、語彙数を制限してあるので高校生レベルの英語力で読めるようになります。

日本人が書いた英語ではないため、戻り読みをしてもうまく読めません。ネイティブが書いた英語(洋書)は、永田式直読法で読んだ方がはるかに楽に読めるので、戻り読みの矯正には適した素材となります。

さらに、音声に力を入れており、音声教材の出来が優秀です。何度聞いても飽きません。

家出のドリッピーが流行した時には永田式直読直解法が存在しなかったため、途中で挫折した人が多数いました。私も中学生のころトライしましたが途中で挫折しました。もしも、数十年前に永田式直読直解法が開発されていたなら、空前の大ヒットになっていたと思われます。

偶然にも、息子さんが持っているのでそのまま活用してもらうことにしました。(ドリッピー恐るべし!)

続いてハリーポッターにもトライしてもらったところ、「本当に楽に読める(辞書があれば)」と驚いていました。ハリーポッターも教材として使えないことはないですが、ハグリッドの訛りがひどく、初めての洋書には不向きです。

感想など

最初、東京都の過去問をやってもらった時は、永田式直読直解法の効果を実感することできなかったようです。洋書を読んでもらうことで、「ネイティブはイメージした順番に単語を並べているだけ」という考え方を受け入れてもらうことができました。

英会話の習得が最終目的ですが、ネイティブの思考パターンを体感してもらうという意味で役に立ったと思います。

次回指導

永田式直読直解法は、一度覚えてしまえば誰でも実行できるため、独学で勉強できる体制が整っているなら2回目の指導は必要ありません。ドリッピーを独力で読むには少し英語力が不足しているように見受けられたので、わからなところがあるなら来てもらうように言いました。

次回記事:やり直し中学英語7回目の指導の様子

やり直し中学英語6回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語5回目の指導の様子

長文読解

今回は、わからない単語は電子辞書を引いて調べるように指示しました。12分ほどで読み終わり、調べた単語は3個でした。単語の読み飛ばしがないかチェックしたところ、1個だけ読み飛ばしている単語がありました。

わからなかった単語は合計4個。順調に減っています。この程度ならば、長文の内容をほぼ正確に理解できるはずです。キクタン中学の英単語も90%以上頭に入っています。

指導を始めて3週間弱でここまで来ました。中学の内容が完璧になるまで1か月で到達できそうです。

文法指導

長文読解が順調なので、例文暗記の指導に入りました。和文から英文への変換をひたすらやってもらいます。

これまでの生徒さんには、ただ覚えてもらうだけの指示でしたが、今回は「日本語文の中から主語、動詞を探し、イメージを作り上げ、変化させる」ことを意識するように伝えました。永田式直読直解法で語順通りに読む訓練をした後ならば、無意識のうちにできるようになっているはずですが、念のため確認しました。

例文集は、「99パターンでわかる中学英語文系の総整理」がおすすめです。シンプルすぎてあまり人気がないのか、大型書店に行かないと置いていません。最低限の説明で余分なことが書いていないのでおすすめです。瞬間英作文の素材としても使われているようです。

実際にやってもらうと、簡単な文章なら暗記しなくてもスラスラ書けていました。中学時代に文法の勉強はかなりやっていたようです。ただし、例文を丸ごと書く練習はしていないため、テストではミスが多発していたようです。実際に書いてもらうと、ピリオドが抜けるミスが見受けられました。

かなり速いペースで進んでいるので、1週間もあれば終わりそうです。

生徒宅に「ゼロからスタート英文法」という参考書がありました。シンプルで例文暗記に適した構成になっており、そのまま使えそうです。ただ、タイトルは「ゼロからスタート」とありますが、基本的な部分は省かれており、高校レベルの英文法も含まれているため、99パターンをやった後にやるとよいでしょう。

生徒の評価

中学時代にはそこそこ勉強していたようですが、単語力が不足し、長文を読む練習もしていなかったために、模試では点がとれていなかったようです。初回指導時の印象では、単語力不足が目立ったためもう少し時間がかかるかと思いましたが、本人の頭の回転の速さと中学時代の貯金のおかげで1か月くらいで中学英語は終わりそうです。

中学生3年時に同じ指導ができていれば、入試当日90点台は余裕で取れていたでしょう。(実際には50点台)

あまり言いたくはありませんが、中学校(と塾)の指導内容に問題があることは明らかです。1ヵ月の指導でできることが、3年かけてもできていないということです。完全にゼロから始めたとしても半年あれば十分です。

私が指導を担当してからの数週間、生徒さんは猛勉強したわけではありません。某塾のように深夜まで拘束して強引に詰め込んだりしていません。週2回、90分の常識的な指導の範囲内です。結果を出すことで本人のやる気を引き出し、無理のない範囲でやってもらっただけです。本気で詰め込んだら2週間で終わる内容です。

やり直し英語は長文読解・英単語から

中学英語のやり直しで検索すると、ほぼ確実に文法関連の参考書が出てきます。一見すると合理的に思えるかもしれませんが、最適な方法とは言えません。英語は文法より大切な語順のルールがあります。最初に英文法を学んでしまうことで、このルールが見えなくなってしまいます。

いきなり長文読解は無理だろうという意見が聞かれそうですが、そんなことはありません。ここで示したように、永田式直読直解法ならば英単語の復習を含めても1~2か月の短期間で完璧な読解力をつけることができます。

長文を読みこなすことで語順のルール、ネイティブの思考パターンを自然に身に付けることができ、その後の文法学習が格段に楽になります。

次回記事:やりなおし中学英語7回目の指導の様子

 


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やり直し中学英語5回目の指導の様子

前回記事はこちら:やり直し中学英語4回目の指導の様子

長文読解指導

前回までの指導で、東京都入試問題の長文が初見で10分程度で読めるようになっていました。

この日の指導の最初に、初見の長文を読んでもらったところ、2分59秒で読み終えることができました。6分が合格ラインなので、目標を大幅に短縮しています。

しかし、後から単語をチェックすると、意味を正しく捉えていない単語が10個ほど出てきました。前回の15個よりは減っていますが、これでは内容を正確に理解することはできません“やり直し中学英語5回目の指導の様子” の続きを読む