英語を読む時の注意点(永田式長文読解6)

永田式英語長文直読直解法とは、英語と日本語の本質的な違いと、ワーキングメモリの使い方に注目した画期的な英語の読み方で、速く、正確に、書いてある内容をはっきりとイメージしながら読めるようになります。


前回は、英語を読むのに英語脳は必要ないというお話でした。今回は、英文を読む時にやってはいけない項目を集めました。

日本語に訳してはいけない

日本語に訳すと語順が変わってしまいます。英語が読みにくくなるどころか、誤訳の原因になります。英語は、前から読んでいくことではじめて内容が正確にわかるようになっています。

日本語に訳すのではなく、前から順番に日本語に置き換えていきましょう。英語で読むことにこだわる必要はありません。

後から読んではいけない

英語の語順に慣れていないと、ついつい後から読んでしまいがちです。一度読んでも意味がわからなかった場合、うしろから読むのではなく、もう一度前からひとつひとつ読んでいきましょう。

文法を意識しすぎない

日本語を読む時、文法を考えながら読んでいますか?

そんなことをしていたら全然読めません。英語も同じです。簡単な英語なら文法知識がほとんどなくても読めるようになります。

一通り簡単な英語が読めるようになったら、例文暗記、例文暗唱をして文法を使いこなせるようにしてください。頭で考えるのではなく、自然に読めるように訓練します。

スラッシュに区切る、ブロックに分けて読んでいはいけない

英語を英語で読む方法というと、スラッシュリーディングが主流です。教科書ガイドにもよく使われている手法です。前から読んでいくという点では同じですが、永田式直読直解法とは決定的な違いがあります。

スラッシュに区切ることで、ブロックごとに日本語に訳をする癖がつきます。そしてそのままブロックの並び替えにもつながり、結局日本語に訳してしまいます

スラッシュリーディングは、日本語訳をするための手段そのものです。英語を英語で読むための手法になっていません。前から読んでいくこともできません。

私自身、ブロックに区切ることをやめて、一語一語順番に読むようにしたらスラスラ読めるようになりました。

スラッシュだけではなく、コンマやピリオドも無視する

日本語を読む時、「、」や「。」を意識しながら読んでいる人はほとんどいません。英語の長文を読む時も同じです。「,」や「.」は無視してどんどん読んでいきましょう。その方が、頭の中のイメージを変化させやすくなります。

例えば、it などの代名詞が出てきた場合、前から順番に読んでいれば、この itが、ワーキングメモリに残っているものを指していることはすぐにわかります。探す必要はありません。しかし、文の終わりで区切りをつけてワーキングメモリの内容を整理してしまうと、it が何を指しているか探さなければいけなくなります。

英語においては、段落構成もワーキングメモリが少なく読めるようになっています。ネイティブは普段から英語で思考しているので、無意識のうちにこのような段落構成になっています。

無理に英語で読もうとしない!

インターネットのQ&Aを読んでいると「英単語を日本語に置き換えるのではなくイメージで読め」というアドバイスをよく見かけます。これは逆効果です。無理に英語で読もうとすると、脳の中の「暗号解析プログラム」が起動します。言葉として認識できなくなるので、うまく読めなくなります。

同じ文章の黙読を繰り返すことで、日本語は自然に消えていきます。語順さえ守れば日本語をすべて消す必要もありません。

受験英語は要注意!

受験英語は、前から読んでいっても素直に読めない文章がよく出題されます。文法は英語でも、前からイメージを変化させていくという英語の大原則を無視しています。たぶん、これは日本人が書いた文章です。

間違った英語教育の結果、間違った英語で文章を書く日本人が多いためです。今後、前から読んでいく手法が徹底されれば、このような英語が出題されることは減っていくはずです。

受験生でないなら、受験英語には手を出さないほうがいいです。本物の英語なら少し読んだだけで難単語がでてくるはずです。簡単な単語しか出てこない文章は自然な英語ではない可能性が高いです。

次回は、例文を使って実際に読んでいきます。




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