前回記事はこちら:やり直し中学英語4回目の指導の様子

長文読解指導

前回までの指導で、東京都入試問題の長文が初見で10分程度で読めるようになっていました。

この日の指導の最初に、初見の長文を読んでもらったところ、2分59秒で読み終えることができました。6分が合格ラインなので、目標を大幅に短縮しています。

しかし、後から単語をチェックすると、意味を正しく捉えていない単語が10個ほど出てきました。前回の15個よりは減っていますが、これでは内容を正確に理解することはできません

今までの勉強方法では、わからない英単語が出てくるのが当たり前になっており、わからない単語は飛ばし読みをする癖がついているようです。

飛ばし読みをする癖がつくと語彙力は増えません。わからない単語が出てきたらその都度調べるように指示しました。以前にも同じ指示を出したけど、覚えていなかったようです。

さらに、電子辞書を持っていなかったので、購入するように指示しました。辞書引きのストレスを少しでも軽減するため、紙の辞書は使いません。

課題

単語力はかなりついてきましたが、不規則動詞を一部覚えていなかったので、覚えてくるように宿題を出しました。単語学習も順調にいっており、1週間後の次回指導日までには中学英単語はすべて覚えきれる見込みです。

順調にいけば、初回指導日から1か月ちょっとで、やり直し中学英語の指導は終了します。

飛ばし読みについて

長文指導をしていて飛ばし読みをされるのが一番厄介です。正しく解釈できているかどうかがは、横から見ているだけではわかりません。本人も飛ばしている自覚がなく、わかったつもりになっている場合がかなりあります。

本人に自覚がないので、ちゃんと読めているかどうか聞いても、「読めている」としか返ってきません。しかし、よくよく聞いてみると、「内容がぼんやりしていてはっきりしない」という答えが返ってきます。

この場合、長文に出てくる単語を、正しく認識しているか一つ一つ丁寧に確認するしかなく、指導時間の無駄になります。

「わからない単語を推測する練習」をさせる先生をよく見かけますが、そんな指導をする時間があったら、一つでも多くの単語を覚えさせてくれと言いたいです。

長文読解の学習は、知らない単語、意味がぼんやりとしてはっきりとイメージできない単語を見つけることから始まり、それらの意味をすべて覚え、瞬時にイメージできるようになったところで終わります。

次回、やり直し中学英語、6回目の指導の様子

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