前回記事やり直し中学英語18回目の指導

中学英語は1か月半ほどでほぼマスターできたのでタイトルを変更しました。今回の指導からは英単語に絞って語彙力強化を重点的に行います。

使用する教材はキクタンbasic4000。

改訂版 キクタンBasic4000(センター、私大対策)
一杉武史/著 アルク– 2012/7/7
Amazonで見る
楽天ブックスで見る
7netで見る

生徒さんの自宅近くには大型書店がないので、アマゾンで購入してもらいました。

初日の指導は「ひたすら音読」

キクタンはCDが聞きやすくておすすめなのですが、「聞くだけ」ではダメです。確かに、何もしないよりは効果が得られますが、知らない単語は耳から耳へスルーしてしまい効果半減です。

最初に発音記号を確認しながら、単語ひとつひとつを正確に音読してもらいます。発音練習をする時、耳コピだけでは不十分です。人間の耳には、「聞き取れなかった音を補完する機能」が備わっているため、聞きなれない英単語を聞いた時、脳の中で勝手に音を作ってしまいます。日本語に慣れ親しんだ生徒さんに耳コピをさせてはいけません。耳コピで完璧にコピーできるのは、頭の中が真っ白な赤ちゃんだけです。

とはいえ、生徒さんが自力で読むのは大変なので、私が発音した後にリピートしてもらいます。発音記号通りに発音できているかどうかは私がチェックします。間違えている箇所はその都度指摘します。(独学でやるなら、発音記号を確認しながら、CDの音声と聞き比べて音読して下さい。)

休憩をはさみ60分間ひたすら音読を続け、キクタンbasicの半分まで(約550個)を一気に読み進めました。効率よく英単語を覚えてもらうには、短時間に大量にインプットをする必要があります。指導時間はまだ30分ほど残っていましたが、集中力が持たないので他の教科をやってもらいました。指導する私の喉も限界です。

家庭でCDを聴きながら音読練習をしてくれたら、次のステップにスムーズに進むことができます。CDを聴く場合、110個程度の単語(キクタン1week、CDで12分)を繰り返し聞くのが効果的です。多すぎると記憶に残りにくいし、少なすぎるとインプット量不足で効率が下がります。

音読数回、CDを10回くらい聞いてくれたら暗記作業に入ります。音読やCDを聴かずに暗記作業に入ると、覚えるまでに時間がかかり挫折の原因になります。中学レベルの英単語なら音読や耳からのインプットが不十分でも覚えられますが、高校レベルの英単語は音声教材の使用を徹底する必要があります。

単語の記憶には一定の繰り返し回数が必要です。無理なく回数を稼ぐためにも、音声教材の活用は必須です。

発音の上手な高校3年生の生徒さんの指導

部活動を引退して、本格的に受験勉強を始める生徒さんの指導も行いました。今までは部活で忙しかったため、数学や化学の定期テスト対策の指導をするだけで精一杯でした。

中高一貫の私立高校で英語に力を入れている学校なので、英語力はそこそこあります。単語テストも頻繁にやっていましたでした。暗記が得意な生徒さんなので、単語テストの対策はきっちりやっていたようです。単語テストの出題範囲がキクタンbasicだったので、既にキクタンbasicを1周を終えた状態でした。

話を聞いてみると、「1周しているのに半分しか覚えていない」とのこと。そこそこ英語のできる生徒さんでも実態はこのレベルです。高校3年生なら最低限、キクタンadvanceまで覚えてほしいのに、キクタンbasicの半分しか覚えていないのでは話になりません。大学入学後のことまで考えると、キクタンsuperまで覚えてほしいです。

永田式最速英単語記憶法ならば、1か月で1冊分終わることができ、定着率は1周するだけで95%以上になります。単語帳を何周もやる必要はありません。2年かけてキクタンbasic半分しか覚えられないような指導方法は好ましいとは言えません。

こちらの生徒さんも音読から始めましたが、学校の授業で音読をやっていたようで、発音はかなり上手でした。英単語をきっちり覚えればセンター試験で高得点が期待できそうです。ただし、数学や化学の勉強に時間がかかりそうなので、英語の勉強時間はあまり確保できない見込みです。

 

永田式最速英単語記憶法の記事はこちら

 

改訂版キクタンAdvanced6000 (センター、中堅私大、国立大)
一杉武史/著 アルク – 2012/7/7
Amazonで見る
楽天ブックスで見る
7netで見る
改訂版 キクタンSuper12000(難関大)
一杉武史/著 アルク – 2012/7/7
Amazonで見る
楽天ブックスで見る
7netで見る

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA