最速英単語記憶法とは、脳のメカニズムに着目した最も効率がよい英単語の覚え方で、暗記が苦手な人でも確実に英単語を覚えることができます。

前回は、単語帳を使った覚え方を解説しました。今回は、長文や教科書に出てくる単語を覚える方法です。

単語帳で覚えるデメリット

単語帳を使う場合、一度に大量に英単語を覚えるのに向いています。

しかしデメリットもあります。単語帳で覚えただけの英単語は運用力に乏しく、実戦で使えない可能性が高いです。同じ単語でも、単語帳で覚えたときの印象と、長文を読んで出てきた印象が違うため、覚えたことがある単語なのに気が付かないこともあります。

さらに、単語帳で覚えただけでは偏った単語力にもなりがちです。特定の分野の単語力を伸ばしたい場合にも単語帳では不利です。

長文で単語を覚えるデメリット

単語帳で覚えるより長文で覚えたほうが理想的と言えますが、決定的なデメリットがあります。単語力が不足しすぎている場合、そもそも長文を読み進めるのが困難!ということです。

辞書を引くことに抵抗がない人もいますが、私の知る限り、辞書を引くのが嫌いな人がほとんどです。私自身、辞書を引くのが嫌いなので、長文を読むのは苦痛でした。

今は電子辞書が普及しているので、昔に比べたらかなりハードルは下がりましたが、それでもある程度単語力がついてから長文にトライした方がいいでしょう。

自分の単語力に合った長文の選び方

目安としては、辞書を引くべき単語が1ページ15個以下となる長文を選ぶとよいです。知らない単語が多すぎるとやる気をなくします。英語の勉強で一番大切なのはモチベーションの維持です。

学校の教科書は英単語を覚えるチャンス

教科書に出てきた単語はきっちり覚えるようにします。本サイトで紹介する直読直解法をマスターすれば、教科書の予習にかかる時間を大幅に減らすことができるので、その分の時間をを、単語学習に使いましょう。

永田式直読直解法+最速英単語記憶法は、まさに鬼に金剛です。

長文の英単語の覚え方

ようやく本題ですが、長文に出てくる単語を覚える時も、単語帳で覚える時も基本は同じです。

ノートに、英語-日本語の順でリストアップしてから覚えていきます。リストアップができたら、そのまま覚えていきます。

リストアップの方法、リストアップしてからの覚え方は、単語帳で覚える方法を参考にしてください。

面倒でも、単語のリストアップはやりましょう。

単語帳と長文をうまく組み合わせる

単語帳を使った方法、長文や教科書での覚える方法、それぞれメリット、デメリットがあるのでうまく使い分けましょう。高校生ならば、春、夏、冬休みに単語帳を仕上げ、学期中は教科書の英単語を覚えると効率がよいです。英単語学習を中学3年の春に始めたとすると、高校2年の終わりにはキクタン12000まで覚えることができます。

キクタン〈中学英単語〉高校入試レベル改訂版


キクタンの後は速読英単語がおすすめ

Z会の速読英単語もおすすめできます。キクタンで覚えた英単語をここで復習することができます。キクタン→速読英単語とやれば、双方の欠点を補うことができます。音読CDを活用すればリスニングの練習もできます。ただし、CDが別売なので気を付けましょう。

     


センター過去問

高校2の夏くらいにはセンター試験の過去問の長文が読めるようになるので、時間があるときにガンガン読み進めていくとよいでしょう。永田式直読直解法で読むと短時間で長文が読めるため、一般的な長文読解問題集だとすぐに終わってしまいます。センター試験の過去問は、英文の量が圧倒的でコストパフォーマンスは最高です。解説も詳しく載っています。

問題を解くと2倍以上の時間がかかってしまうため、ここでは問題を解く必要はありません。ただし、単語の意味は電子辞書できっちり調べましょう。似たようなスペルの単語と混同している場合もよくあります。

高校3年の夏には難関大学の過去問が読めるようになるので、志望校と同レベルの大学の過去問をどんどんやっていきましょう。

  

長文練習の定番にはこちら

   

次回は、エビングハウスの忘却曲線に関する記事です。

 

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